第33章 結ばれる
侑「あーー最高に気持ちええなぁ、風呂もともみちゃんの肌触りも。」
腰に回された手がお腹や脇腹あたりを撫でている。
「・・手つきがやらしい…」
侑「えー、気のせいちゃうー?てか頸、白くて色っぽいな?」
チュッと頸にキスをされピクッと肩が跳ねた。
「侑くんっ⁈」
抗議の目を向け振り向くと、侑君の眉間に皺が寄った。
侑「・・・これ、、」
「・・・え?」
背中に指を這わせながらみるみる侑君の顔が曇っていく。
侑「ここ、、痣になっとる…」
テーブルにぶつけた所が痣になったようだ。
「あー、、ホント?見えないから気づかなかった。
でも痛くないし、すぐ治るから。」
侑「こんな白くて綺麗な背中に痣なんか作らせてもうて…ごめんな?痛かったよな…」
「ふふ、もうホントに大丈夫だよ。
あ、そういえば佐久早選手に今度お礼しないと、手当してもらったし、」
侑「えっ?手当って背中見せたんっ⁈」
言葉を被せてくる侑君に思わずクスッと笑みを溢す。
「背中はさすがにしてないよ?頬を冷やしたり、あと美味しいコーヒーも淹れてくれた。
佐久早選手ってもっととっつき難いイメージだと思ってたけど違うんだね。」