第33章 結ばれる
数分後、、
のろのろとした足取りで洗面所へ入ると、さすが高級ホテルとあってアメニティも有名ブランドで揃えてあり、テンションが上がる。
その時、私の気配に気づいたのか、バスルームから声が掛かった。
侑「ともみちゃーーん?早よ来て?」
「あ、ハイ、、今入ります…」
侑「・・何で敬語やねん(笑)」
ドキドキしながらバスルームに入ると、侑君はすでにジャグジーバスに浸かりながら足を伸ばし、濡れた金色の髪はオールバックになっている。
その色気溢れる姿に心臓がバクバクと音を立てる。
「あ、侑君っ、、身体洗うからこっち見ないで!あっち向いててね?」
侑「ハイハーイ」
「見たらシャワー掛けるからねっ⁉︎」
侑「ほな3分だけなら大人しく待つわ。」
「さ、3分…⁈」
慌てて頭からシャワーを浴びると、侑君は楽しそうにいーち、にー、さーん、、と数字を数え始めた。