第33章 結ばれる
誰がいつ入って来るか分からないエレベーターで濃厚なキスを交わし、スイッチが入ってしまってたんだと思う。
部屋に入り、カチャッと鍵が自動で閉まった音がした瞬間、ドアに押し付けられるようにして再び深いキスが始まった。
唇を貪るように舌を入れられ、私の舌を器用に絡め取っていく。
「ん、、ふっ、、」
キスをしながら侑君の大きな手が頬、耳、首筋、、と撫でていき、すでに息が上がる私を侑君の妖艶な瞳が捉えた。
侑「・・・こんながっつくつもりは無かったんやけど…あかんな、、止められへん。」
「・・あつむくん…」
侑「その顔、、あかんて…!」
恥ずかしかったキスも、今や気持ち良さに変わり、もっともっと…と侑君の首の後ろに腕を伸ばした。
「ん、、んッ、、」
深く激しいキスをしながら、侑君は私の上着を手早く脱がすと、ワンピースの背中のファスナーを腰の位置まで下ろした。
そしてさらに身体を密着させると、私の足の間に侑君の太腿が割って入ってきた。