第31章 番外編 黒尾end
研磨side
外に出て空を仰ぎ見る。
「・・あっつ。」
夕方とはいえまだ昼間の熱が残るアスファルトの上を背中を丸めて歩く。
柄にもなく幼馴染2人に気を遣った。
福永の居酒屋に行く予定なんてないし…。
そもそも酒なんて飲まないし…。
研磨「・・駅前に漫喫あったな…。」
とりあえず駅の方角へ足を進める事にした。
クロとともみが付き合った事は良かったと思ってる。
宮侑と付き合うよりクロのが信頼できるし、何より近くにいれるから。
昔も今も、この先も、ともみは俺にとって特別な存在だから…。
それにしても、、
研磨「暑い。。帰りたい…。」
ボソッと呟き、駅までの道のりを重い足取りで歩いた。