第26章 恋着
しばらくすると何やら良い匂いがしてきた。
鼻をヒクヒクさせてると、
治「北さんの婆ちゃんから筍貰うて。
今日から期間限定で筍ご飯出すねん。
食うか?」
侑「食う!」
食い気味で答えると、サムは呆れたように笑った。
治「・・なぁ、今の彼女の何がええの?ここにも連れてこうへんし俺にはイマイチ理解出来へんのやけど。」
侑「誘ったってアイツ白米食わんし。ん〜、夏希のエエとこかぁ、、、顔?あとは身体の相性やな。そこは大事やろ。」
サムは白い目で俺を見るとはぁ〜、とため息を吐いた。
治「聞いた俺がアホやったわ。。ホイ、炊き立てやで?」
目の前にほかほかの筍ご飯が置かれ、一気にテンションが上がった。
侑「うまそっ!ほな頂きますー!」
筍の旨味が口の中に広がる。
治「旨いやろ?」
口いっぱいに詰め込んだ為、コクコクと頷いた。
治「・・そう言えばともみちゃん、今男と住んでるんやて。」