第26章 恋着
ブフォッ
盛大に吹き出した。
治「うわっ、きったな!」
変なとこに米がつかえて慌てて水を流し込む。
侑「お前言うタイミングわざとか!死ぬとこやったわ!・・てかそんな話し俺は聞いとらんで?」
治「あやかちゃんから聞き出した。
そいつとは付き合ってへんみたいやけどな。
翔陽君のスポンサーしてる孤爪研磨、知っとるやろ?」
侑「・・いや、めっちゃ有名人やん。」
治「その世界のコヅケンとともみちゃんは幼馴染らしいで?」
侑「・・なるほど。それで翔陽君に繋がったんやな。」
治「まぁ何にせよ、今も昔もライバルは多いっちゅーことやな。
あー!久々にともみちゃんの手料理、食いたいなぁ。」
侑「・・せやな。」
その後、サムは厨房に戻り仕込みの続きをし、俺は黙って筍ご飯を掻き込んだ。