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ハイキュー  夢を追うあなたと。

第25章 新たな道




木兎さんが空いたグラスにとくとくとビールを注ぐ。

綺麗な琥珀色をぼんやりと眺めた。



別に意外な事じゃない。
あの時、私達は別れたんだし、私に侑君を縛る権利は何もない。

いつ帰るか分からない自分を待っていて欲しくなかった。
侑君には笑っていて欲しいし、相応しい人が近くで支えるべきだと思った。
だから私から別れを告げた…。


彼女がいて当たり前、それは覚悟はしていたつもりなのに…。


鼻の奥がツンと痛む。

目頭が熱くなり、誤魔化すようにビールを喉に流し込んだ。




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