第25章 新たな道
金曜という事もあり、クロは仕事が忙しいらしく、私達は先に食べ始める事にした。
そしてすごい勢いで肉が減っていく。
木兎さんと日向さんの見事な食べっぷりに、何だか見ているだけでお腹が膨れた気になってくる。
さすがアスリート。
木兎「ヤバい‼︎めちゃくちゃ上手い‼︎
やっぱり彼女じゃなくてお嫁さんになって⁈」
「・・そんなに美味しそうに食べてもらえて良かったです。」
木兎さんの本日何度目かわからない口説き文句を受け流す。
日向「研磨は良いなー!毎日原さんの料理食べられてー!」
日向さんはどんぶりに山盛りのご飯をよそり、その上に肉を乗せてかきこんでいる。
研磨「・・俺、あんまり食べる事に興味無かったけど、ともみの作った料理は上手いと思う。」
「え、、ホント?嬉しい…。」
普段少食な研磨の思いもしない言葉に、つい口元が緩む。
日向「・・なんか研磨、顔赤くない?」
木兎「えっ?孤爪もともみちゃん狙いなの⁈」
研磨「・・木兎、ウルサイ。」