第25章 新たな道
それから今後どうやってサポートをしていくか日向選手と話し合いながら決めていった。
日向選手と話していると、本当にバレーが好きでたまらないといった感じが伝わってくる。
彼の鮮烈のデビュー戦はテレビで観ていた。
その時はまだ研磨が日向選手のスポンサーをしてるというを知らなかったけど、画面越しでも人を惹きつける選手だというのが伝わってきた。
「じゃあ、何かわからない事やすぐに知りたい事があれば携帯に連絡頂ければ、すぐにお答えします。
お会いしながらのアドバイスはなかなか厳しいですが、電話やメールでのやり取りが主になると思います。
まずら簡単で栄養価が高いレシピなどまとめておきますね。」
日向「わ〜ありがとうございます!何か俺シーズンオフの間にすげーフィジカル良くなりそう‼︎」
「ふふっ、来シーズンに向けて身体メンテナンスしましょう。」
日向「うっす‼︎」
その時、ぐぅ〜〜〜とお腹の空く音が聞こえた。
日向選手がヘヘッと笑いながらお腹を抑えた。
日向「なんか食事の話しばっかしてたせいか腹減っちゃって。ははは、、」
話に夢中になっていて気づけば外は日が暮れていた。
「そうですね、お腹空きましたね。
日向選手も夕飯一緒に食べて行きませんか?」
研磨「そうだね、てか夜帰んの大変でしょ?そのまま泊まってけば?」
日向「マジ⁈いいの?助かる〜!」
「じゃあ今日は奮発してすき焼きにします‼︎」
イェーイ‼︎と拳を上げて喜ぶ日向選手に、私も研磨もつられて笑い合った。