第4章 新たな出会い。
倫太郎「で、何でお前らが一緒に帰ってくんだよ。」
玄関を開けると、目の前には今までに見たことが無いほど不機嫌なオーラを放つ倫太郎君が立っていた。
うわぁ、、相当怒ってる。
玄関より先は通さないと言わんばかりに双子を睨みつけている。
侑「でたなっ!このムッツリ野郎っ‼︎おかしいと思っとったんや!部活あらへん日はやけにイソイソと帰ってく思てたら1人でオイシイ思いしよって〜‼︎」
治「ツム、噛み付く気持ちはよぉーわかるがココは我慢や、勉強会のためや。」
侑「んぐっ、、せやな。あやかさんと勉強会するためや‼︎角名、ムッツリな事は黙っといたるからな、感謝しいや?」
治「何やソレ。」
あやか「ほら、倫太郎。そんなとこ立ってたら上がらへんやろ?侑君と治君、リビングに通してあげて?」
侑「あやかちゃーん!ほんま天使‼︎」
倫太郎「・・・なんであやかさんまで仲良くなってるんすか。」
倫太郎君はあやかさんの後ろに隠れる侑君に冷たい視線を送っている。
その時、かよこさんがすごい勢いで階段を降りて来た。
かよこ「ちょっとちょっとーー‼︎倫太郎ってばともみが帰ってきたらすぐに呼びに来てって言ったじゃない‼︎
あらあらぁ♡随分イケメンを連れてきたじゃなーい‼︎え?もしかして双子⁈やだっ‼︎双子でイケメンなんて#%☆○$☆〜」
かよこさんは興奮状態で何言ってるかわからない。
思わずあやかさんと顔を見合わせ苦笑いを浮かべる。
「「こんにちは、お邪魔します〜」」
さすが双子。息ぴったりだ。
眉を顰める倫太郎君の横をニヤニヤと笑いながら侑君と治君は通り過ぎ、浮き足立つかよこさんに連れられてリビングへ入って行った。