第21章 結ばれる。 *R18
この状況に私の心臓はドクンドクンと大きく脈を打ち始める。
「・・イチャイチャ、、しに来たの…?」
すると、侑君の手が私の頬を撫でた。
「そんな顔されたらイチャイチャで止まれる自信無くなるわ…。」
侑君の親指が私の唇をなぞったのを合図に、どちらともなく顔を近づけ、唇を重ねた。
啄むような優しいキス。
温かくて柔らかい感触が気持ち良くて、もっともっとと侑君の腕に縋りつく。
侑君はチュッチュッとわざとらしく音を立てるとそっと唇を離した。
私は薄く目を開け、数センチ離れた侑君の唇を目で追うと、
侑「・・そんな物欲しそうな顔したらあかんで?もっと蕩けさせたなるやん…」
侑君の手が私の後頭部を引き寄せると、先程よりも深く強引に口を塞がれた。