第21章 結ばれる。 *R18
「ふっ、、んっ」
鼻先から抜けるような声が出てしまい、恥ずかしくて身を引こうとしたが、侑君の勢いに負け、ベッドに押し倒された体制になってしまった。
「ごめ、ん。。」
私の上に覆い被さる侑君を見上げると、目元は熱を孕み、形の良い唇は弧を描いている。
侑「・・えらい積極的やん。」
その色気のある顔つきに、私の心臓が早鐘を打つ。
「そんなつもりじゃ…」
侑君の人差し指が私の口に当てられる。
侑「・・嫌やったら言うてや?」
黙って小さく頷くと、侑君は目を細めて
チュッと頬にキスをした。
口に当てられた人差し指は下へとゆっくり移動する。
首筋をなぞり、胸の間をスーッと滑り下りるとTシャツの裾から中へ侵入し、直接肌を撫で始めた。
その間も侑君は、私の表情の変化を見逃すまいとじっと見つめている。
キス、、して欲しいのに…。。
眉を下げ、目で必死に訴えても侑君はキスをしてくれない。
「・・侑君…」
ん?とわざとらしく首を傾け悪戯っぽい笑みを浮かべながら、私のお腹や脇腹の辺りをスリスリと撫でる。
この顔は絶対わかってるやつだ!
余裕のある感じが悔しいけど、このままずっと真っ赤な顔を見られてるのも恥ずかしい‼︎
そう思い、私は侑君の首の後ろに腕を回してグイッと引き寄せると自らキスをした。