第21章 結ばれる。 *R18
その日の夜。
23時を回り、寝支度を整えていると携帯が鳴った。
"まだ起きとる?"
侑君からのライン。
私は、"これから寝るとこだけど、どうしたの?"
と返した。
すぐに既読が付いたけどそれきり返信はない…。
何だったんだろう?
と思いながらまぁ明日でもいっか、と思い電気を消してベッドに入った。
そこに、
コンコンと控えめにドアをノックする音が聞こえた。
侑「俺やけど、入ってもええ?」
返事をするより早く、ドアが薄く開けられた。
私は起き上がり、メガネを掛ける。
「侑君?どうしたの?」
すると侑君はシーっと人差し指を口に当て、後ろ手にドアを閉めた。
侑「まだサムが寝たばっかやからシーやで?」
小声で話す侑君は悪戯っぽい笑みを浮かべながらベッドに腰掛けた。
「ちょと待って、電気点けるね。」
リモコンを取ろうとベッドから出ようとした時、侑君の手が私の顔に伸びてきた。
侑「暗いままでええよ。照れてる顔見られんの恥ずいし…。」
侑君の伸びた手が私のメガネを奪い取ると、さっと机に置いた。
「え?何で照れてるの…?」
侑「・・だってイチャイチャしに来たから。
ともみちゃんに触れたくて今日一日ずっと我慢しとった、、」