• テキストサイズ

ハイキュー  夢を追うあなたと。

第20章 2人の日常



その頃キッチンでは、、


フンフンフ〜ン♪

鼻歌を歌いながら侑君が洗い物をしてくれている。


・・助かるんだけど、、泡残ってるなぁ…
後でこっそり洗い直そう、と横目で確認する。


侑「ハイッ!カンリョー‼︎」

パッパッと濡れた手を振る侑君にタオルを手渡す。


「ありがとう〜助かったよ!こっちは大丈夫だから皆んなの方手伝ってあげて?」

侑「んー。。てかさっきから何作ってるん?」

私の後ろに回り、さりげなく腰に腕を回してくる侑君。

また、、顔が近い…!
私は手元に視線を落とし、平静を装う。

「侑君が洗い物してくれたから、もう1品作ろうかなって。
即席、ピリ辛キュウリ。」

侑「うまそ!味見さして?」

そう言うと、私の肩に顎を乗せ「あーん。」と口を開けた。

「あ、味見?」

食べさせろ、って事…?
な、なんかすごく恥ずかしい…。

距離をとろうと身体を反らせようとするが、離さないと言わんばかりに腰に回された腕に力が入る。


「・・だから近いって。」

赤い顔で呟き、キュウリを1つ掴んで侑君の口元に運んだ。


ぱくっ


「ッ〜///」

指ごと咥えられてしまい、声にならない声を上げた。


思わず固まる私を侑君は上目遣いで確認すると、わざと見せつけるかのようにペロッと舌を出し私の指に這わせた。


侑「甘いな…」

「なっ、、」

侑「・・もっと食べてもええ?」

耳元で囁やかれ、ピクッと身体が震える。

「あ、味見でしょっ⁈みんなの分、、」

侑「ちゃう、俺が食べたいんはコッチ。」





/ 584ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp