第19章 花火大会
むくむくと悪戯心が湧いてきて、不意打ちのキスをしようと身体を屈ませた時、
チリンチリーン♪
「オラ〜邪魔やぞ〜〜」
慌ててともみちゃんの肩を引き寄せると、酔っ払い風のオッサンがふらふらとチャリを漕ぎながら俺らの側を通り過ぎて行った。
侑「ふらふらと危なっかしいなー!ともみちゃん大丈夫か?」
咄嗟に自分の胸に引き寄せたともみちゃんの顔を覗き込むと、眉を八の字に下げて笑っとった。
「・・ありがとう。」
侑「・・ッ//」
せやからその顔は反則や〜!
これじゃ俺が不意打ち食らったパターンやん!
結局その後は大人しく手を繋いで帰る事にした。