第18章 2度目の夏。
ガバッと上半身を起こすと、
治「お?やっと起きたな。」
倫太郎「うわぁ、、すげー涎の跡。」
ダイニングテーブルで朝飯を食べてる2人と目が合った。
まだ状況が掴めない俺は頭を掻きながら辺りを見回す。
侑「・・ともみちゃんどこ行った?」
治「まだ寝ぼけとんのか?とっくに出掛けたわ。佐々木さんと買い物行く言うてたで?」
時計を確認すると11時を過ぎていた。
侑「・・そっか。」
今日がオフの日で良かったとホッとし、腕を上げ身体を伸ばす。
ラグの上とは言え、長時間硬い床で寝たせいか身体が痛い。
そしてふと気づく。
今ここに居るのは男3人、、、話すなら今やな。
侑「なぁ…。2人にはちゃんと言っておきたいんやけど」
こめかみの辺りを掻きながら胡座をかく。
治「なんや、改って。」
倫太郎「・・・。」
ふっと息を短く吐き、2人を見た。
侑「俺、ともみちゃんが好きや。で、告ろうと思っとる。」
意を決して2人に自分の気持ちを話した。
暴言を吐かれると身構えていたが、返ってきた言葉は意外なものだった。