第18章 2度目の夏。
翌日。
朝から掃除と買い出し、午後から夕飯の仕込みをしていたらあっという間に夕方になっていた。
そろそろ帰ってくる頃かな…。
準備もひと段落し、ソファで一息ついてるとメールの受信音が鳴った。
「倫太郎君からだ。」
"もう少しで着くよ"
いつもマメな倫太郎君は帰る前にメールをくれる。
待ち侘びた3人の帰りに、私は居ても立っても居られず、携帯をテーブルに置くと玄関に向かった。
サンダルを突っ掛けて外に出ようとした時、
ガチャガチャと鍵が開き、ドアが勢いよく開いた。
そして次の瞬間、、私は抱きしめられていた。