第18章 2度目の夏。
パタンと閉まった玄関のドア。
シーンと家の中が静まり返る。
侑君と治君が来てからというもの、毎日が賑やかで、時には喧嘩が勃発して騒がしい時もあるけれど。。
こんなに静かなのはいつ以来かな…。
慣れ、というものはすごい。
昔は1人が当たり前の生活をしていたのに、今は1人になってたった数分で寂しいと感じてしまうなんて。
私は息を短く吐くと、気分を切り替え久々にゲームでもしようとテレビに向かい画面に没頭する事にした。
ーーー
数時間後。
気づけば外は暗くなっていて、お腹は音を立てていた。
「お腹、、空いたな…。」