• テキストサイズ

ハイキュー  夢を追うあなたと。

第12章 新たな季節。



2人に話し掛けようとした時、ちょうど治君と目が合った。


治「あっともみちゃん!ちょうど良えとこに来てくれた!
今日体育館メンテやから部活オフやねんて。
せっかくやから3人で遊び行かへん?」

治君の隣には倫太郎君もいる。


「あー、、、えっと。」

倫太郎「?何か予定ある?」

まさか遊びの誘いを受けるとは思っていなかった為、返事に詰まってしまった。

「先約があって…。夕子ちゃんと、、お茶してくから…。ごめんね?」


眉を顰め、えー!と口を尖らせる治君。
機嫌を直してもらいには…。


「・・・そうだ!2人とも夕飯何食べたい?好きなもの作るよ?」

途端に治君は目を輝かせた。

治「ハンバーグ‼︎」

「フフッ、分かった。倫太郎君は?」

倫太郎君は無言で、じっと私を見つめると、


倫太郎「んー。ともみが作るもんなら何でも良い。・・・それより変なのに絡まれないよーにね。」

ポンと私の頭に手を置いた。

あれ…?倫太郎君、勘づいてる?

思わず夕子ちゃんに視線を送るが、夕子ちゃんはブンブンと首を横に振っていた。


「う、うん。じゃあ私、行くね。」


2人に手を振ると、夕子ちゃんに連れられ早足で教室を出た。


佐々木「ヤバっ!角名君てちょっと怖ない?私の事一瞬睨んでなかった?」


教室を出てからも何故か夕子ちゃんは小声で話し続けている。

「全然怖くないよー。目つきは鋭いけど優しいよ?」


佐々木「・・それは絶対ともみちゃんだけにやと思う…。」

夕子は1人呟いた。






/ 584ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp