第8章 それぞれの想い。
9月も終わりに差し掛かったある日曜の夜。
夕飯を食べ終えリビングではゲームで盛り上がっていた。
日曜の夜は比較的全員が揃う為、夕飯後にこうしてゲームをしたり映画を観たりする事が多い。
今日はかよこさんが出掛けている為、4人でマリオカートをしている。
蓮「あー‼︎誰やバナナ置いて行ったんは⁉︎」
あやか「フッフーン!見事にひっくり返った
な?」
倫太郎「・・・・」
「・・・・」
蓮「も〜無理や。全然追いつかれへん…」
あやか「よっしゃ!キラーになったで?今から追い上げ、、、ってもう#NANE 1#ちゃんゴールしてるし‼︎」
蓮「またこのパターンや!倫太郎が2位で俺とあやかがビリ競うパターン‼︎てかお前達は何でずっと無言なん?怖いわっ‼︎」
倫太郎「あ、クッパ落ちた。」
蓮さんが操作していたクッパがコースから落ち、その間にあやかさんがゴールした。
あやか「イェーイ!蓮に勝ったー‼︎」
蓮「くぅー‼︎勉強の合間の息抜きのつもりが余計にストレス溜まったわ。
はぁ…。あとは3人で楽しんでや。俺は部屋に戻って勉強してくるさかい…。」
背中を丸めリビングを出て行く蓮さんに全員が同情の目を向けた。