第7章 夏の思い出
侑side
タオルで髪をガシガシと拭きながら、隣で寝転ぶ角名を横目で見る。
いつもなら真っ先にともみちゃんを連れて行くのに珍しいな。
侑「・・サムに行かせて良かったんか?」
倫太郎「んー。・・まぁシャクだけど。こっちも気になってね。」
こっちって何や、俺の事か?
倫太郎「お前、ともみちゃんの事どう思ってんの?」
侑「・・・何やソレ。どうも思ってへんわ。」
ハァ。とわざとらしくため息を吐きまた目を閉じる角名。
侑「オイ!人に聞いといてシカトすな‼︎」
あやか「侑君は女馴れしてる思うとったけど、案外不器用なんやなぁ。」