第7章 夏の思い出
ようやく静かになり、私は緊張の糸が切れその場にへたり込んだ。
倫太郎「ともみ⁈」
ぺたんと座り込んだ私の肩を倫太郎君が支えてくれる。
「・・気が抜けただけなので、、大丈夫です。」
あやか「も〜〜!・・・ホンマ焦った。ともみちゃん連れてかれるかと思ったわ。3人が戻ってこおへんかったらどないなってたか…。」
あやかさんは目尻の涙を拭い、ようやく安堵の表情を見せた。
そんな中、
侑「てかともみちゃんはもう少し危機感持った方がええで?」
侑君のいつに無く低い声のトーンに皆の視線が集まった。
侑「何で抵抗しなかったん?抵抗もしない、反論もせんかったら相手にその気があるって思われても仕方ないんちゃうん⁈俺らが来なかったらどないするつもりやったん⁈」
侑君の目は怒りを滲ませていた。
心臓がドクンと脈を打つ。