第7章 夏の思い出
どうしよう…。
私は心を落ち着かせ、この場をくぐり抜ける方法を考える。
相手は男4人だし、変に怒らせたら後が怖い。
皆んなはまだ海にいるし…。
とりあえず私が付いて行ってこの場を離れれば、あやかさんはきっと3人を呼びに行ってくれるはず。
私が抵抗しないのを良いことに、サングラスの男はニヤリとした笑みを浮かべると、私の手を掴んだまま立ち上がった。
「ホラ、この子は満更でもないみたいやで?
従順で可愛えな。あっちで俺らとええ事しようや。」
「へぇ、君、初心な顔して男好きなんか?エロいなぁ。でも嫌いやないで?そう言う子。」
目の前の男達の卑劣な言葉にカチンときたが、ぐっと堪えた。
男は私の肩を抱き寄せると、あごをクイッと動かし他の仲間に合図をした。
「この子とちょっと遊んでくるさかい、君は大人しくそこで待っとってや?」
「変なマネ起こしたらあかんで?わかるやろ?」
あやか「ちょっ‼︎あんた達、いい加減に、、」
あやかさんが男に食いつこうとした時、