第7章 夏の思い出
準備が整うと、男性陣はTシャツを脱ぎ水着になり始めた。
引き締まった身体に思わず見惚れてしまいそうになる。
倫太郎「ともみは海入らないの?」
私がパラソルの下から一向に動かないのを見て、倫太郎君が声を掛けてきた。
「・・私は荷物見てます。日焼け止めとかまだ塗ってないし。みんなで行って来てください。」
倫太郎「そっか」
侑「よっしゃ!サム、角名‼︎沖まで競争や!負けた奴が全員にジュース奢りな?」
倫太郎「は?俺やるなんて言ってないから。」
治「不参加はビリと認定されるで?」
倫太郎君は舌打ちしながらも結局競争に付き合うようだ。
軽くストレッチをし、3人が並ぶ。
侑「ほな行くで?」
3人は顔を見合わせると侑君のドン‼︎の合図で砂を蹴った。
ダッシュで海に向かい我先にと水飛沫を上げながら海へ入って行った。