第24章 喧嘩
そして昼休み
クグラ「んがー!!何だよ!この弁当!!」
「は?あんたの好きなマヨネーズよ!なんか文句ある!?」
クグラ「飯とマヨネーズだけとか酷えじゃねぇか!つーか、自分の分はちゃんと普通の弁当だし!」
「だって私はマヨラーじゃないもん!」
クグラ「俺だって別にマヨラーじゃねぇし!料理にちょっと付けるのが好きなだけだ!……お前の弁当の卵焼き寄越せよ!」
「嫌よ!せっかくチューブのマヨネーズ入れといてやったんだからしゃぶってればいいわ!」
こうして一日中、涼子とクグラの言い合いは続くのであった。
次の日…
「おっはよ〜!」
クグラ「はぁ…はぁ…おはよう…。」
キクリ「涼子、クグラおはよう……涼子はなんでクグラにおぶさってるの??」
「ん?『なんでも言うこと聞くから許してください。普通の弁当にしてください。』って言うんで1ヶ月おんぶで学校連れて行けって言ったの!寒いからあんま動きたくないし丁度いいわ。」
カンナギ「クグラ…弁当の為にまた涼子の子分になったんだな…。」
クグラ「はぁ…はぁ…うるせぇ!…つーか、涼子…かなり重い…。」
「は?女の子に対して失礼でしょ!?」
ヤタカ「……君、今日は随分と着膨れしてるように見えるけど…もしかして着膨れでなく一日で激太りしたのかい??」
「違うわよ!リュック型巨大湯たんぽを装着してコート着てるから着膨れして見えるのよ!」
涼子はコートを脱いで見せた。想像してたよりデカい湯たんぽであった。
クグラ「こんなデカいの…重いに決まってるだろうが!」
「はっ!だからおんぶしろって言ったのよ!これ持って歩くの大変だもん!クグラ、1ヶ月頑張ってね?」
クグラ「くそー!!謝らなければよかったぁ!!」
ヨルナミ「クグラ…お気の毒に。」