第23章 ボーナスで焼肉!
エト「いくら数学や算数の苦手なお前達でも値段くらい分かるだろ?」
「え〜と…特上カルビ…一人前6000円!?しかもよく見ると一人前5切れしか肉乗ってないし!」
クグラ「こっちは…特上タン塩5500円!?特上ハラミ7000円!?マジかよ!!」
エト「マジだ…。いいか?このまま食べずに出るのはいくらなんでも恥ずかしいからなるべく安いのをほどほどに食べるぞ!いいな?」
「分かった…。」
クグラ「おう。」
エト「よし!じゃぁ注文するぞ。」
エトは店員を呼び注文をする。
エト「カルビ三人前とロース三人前と焼き野菜の盛り合わせと特盛りのご飯三人前で。」
店員「…かしこまりました。」
「あの店員…絶対しみったれた客とか思ったよね。」
クグラ「だよな。くそっ!」
エト「まぁ…今度はよく値段を調べてからにしような?……それにしてもなるべく安いのを選んだのに二万超えとは…。恐るべし超高級焼肉店。」
それから涼子とクグラは争うように肉を取り合う。
クグラ「あー!!それ俺のカルビー!!」
「はっ!ノロノロ食ってんのが悪いんだよ!」
クグラ「……お前可愛くねぇぞ!」
「可愛子ぶりながら焼肉が食えるかー!」
エト「お前達…頼むから静かに食べてくれ…悪目立ちする。……それと兄ちゃんにも少しでいいから肉食べさせてくれよ。」
今後二人を連れて高級店には絶対に入らないと誓うエトなのであった。