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学パロおバカ物語(アラタカンガタリ)

第21章 三バカになった日


今回は中学に入学して初めてカンナギと話し友達になった時のお話です。
中学の入学式の日涼子、クグラ、キクリの三人は無事同じクラスになることができた。そして入学式が始まる直前にクグラが騒ぎ出す。
クグラ「おい!涼子!ヤベェよ!!」
「は?何がよ?」
クグラ「入学式のプログラム見てみろよ!『1年生になったら』がねぇんだ!」
「えー!?マジで!?嘘でしょ!?」
クグラ「嘘じゃねぇんだよ!」
「……本当だ!!ない!!なんでよ!!」
キクリ「??二人ともなんでそんなことで騒いでるの?」
クグラ「だってさ!俺ら1年生になるんだぜ?」
キクリ「………そうね?」
「1年生になるんだから入学式に『1年生になったら』を歌うのは当たり前でしょうが!!」
キクリ「………は??」
クグラ「だから!あの歌は入学式の定番だろ!?プログラムにないなんておかしいじゃねぇか!卒業式に『仰げば尊し』がないのと同じことだろ!」
キクリ「えっと……それは本気で言ってるのかしら??」
「本気に決まってるでしょ!この日の為に二人で親達にウザがられるくらい練習したんだから!」
クグラ「そうだ!俺なんか風呂場で歌ってたら父ちゃんに怒鳴られたんだぜ?」
キクリ「はぁ……あのね、『1年生になったら』は小学校の入学式のみなのよ?」
クグラ「は!?なんでだよ!?」
キクリ「普通に考えてあの歌じゃ中学生向けの歌詞ではないでしょ?それに歌うと本気で思ってたのは涼子とクグラだけだと思うわよ?」
「えっ?」
周りを見渡すとみんなクスクス笑っていたのである。
クグラ「マジかよ…。」
「みんな知ってたなんてー!!」
その日から涼子とクグラはバカコンビと呼ばれるようになった。
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