第19章 悩める少女？

キクリ「どうだった？？」
クグラ「…マジで恋の病かもしれない！！」
キクリ「やっぱり！？」
クグラ「スマホ見ながらため息ついてたし！スゲー悩んでますって顔してたし！」
カンナギ「嘘だろ……。」
ヤタカ「あの涼子が恋だなんて…信じられない。」
ヨルナミ「いったい誰に恋をしてるんでしょう？」
クグラ「それが分からないんだよな…。アイツが普段つるんでる男って俺らくらいだしな。」
ヨルナミ「まぁ、恋に発展することはない関係ですけどね。」
カンナギ「いつ出会ったんだか…。」
ヤタカ「もしかして…今よく聞くマッチングアプリとか？？」
キクリ「アレって安全なのかしら…。」
ヨルナミ「正直、私は危ないと思いますよ？万が一騙されてたら…。」
クグラ「……よし！涼子を止めるぞ！！」
カンナギ「待て！」
クグラ「なんだよ？」
カンナギ「強引に止められると気持ちが燃え上がるってこともあるぜ？」
ヤタカ「そうだね…ちょっと様子を見てからにしようよ。」
クグラ「……あぁ。」
クグラはなんか納得してなさそうな顔をしていたがとりあえず見守ることにした。
そして放課後、涼子はクグラとカンナギと下校する。
クグラ「涼子！家にカバン置いたらカラオケ行かねぇか？」
「あぁ…ごめん。ちょっと用事があってね。」
カンナギ「なんだよ、お前最近付き合い悪くねぇか？」
「ごめんってば。またの機会に！あと、今日も夕飯一人で済ませちゃうから！じゃぁね！」
そう言うと涼子はさっさと自分の家に入ってしまった。
クグラ「涼子…嘘だろ。恋してるなんて…。」
カンナギ「こりゃ相当のめり込んでる感じだな。」

次の日
涼子は目を腫らして登校してきた。表情もかなりダルそうである。
クグラ「おっ！やっと来たか涼子…？？」
キクリ「えっ！？涼子？その目どうしたの！？」
「ははは、ちょっと寝不足でさ。」
カンナギ「寝不足って…かなり目腫れてるじゃねぇか！」
ヤタカ「君…最近おかしいよ？いつも普通ではないけど！とにかく何があったのか話してくれないか？」
ヨルナミ「もし私達の前で話しにくいのであれば、せめてキクリさんかクグラにだけでも話してくださいよ。」
ヤタカ「そうだよ。キクリはずっと君を心配してるんだよ？」
クグラ「俺だって気になってるんだからな！」