第10章 キクリとの出会い
クグラはアカチの背後に回った。
クグラ「秘儀!!カンチョー!!」
とても幼稚な悪戯をしようとしたのだが…
クグラ「あれっ?」
あっさり避けられた。
「何という早技!?お主只者じゃないな!?」
クグラ「もしやコイツ…忍者か!?」
アカチ「ふっ……動きが遅過ぎるな。」
「あっ、喋ったー!!鼻で笑いやがったけど。」
クグラ「若干バカにされた感あるけどアカチ君のハートゲットだぜ!!」
「よし!今日から親しみを込めてアカチ君じゃなくてアカチン!って呼びましょう!」
クグラ「いいな!アカチン!」
アカチ「そっ…そんな呼び方は…するな…。」
「あら!怒ってるわ!」
クグラ「この短時間に笑わせた上に怒らせるとか俺らスゲーじゃん!」
キクリ「ぷっ………」
「ん??キクリちゃん?」
キクリ「あはははははは!涼子ちゃん達可笑しい!あははははは!」
「おぉ!キクリちゃんのハートまでゲットしちゃったよ!?」
クグラ「俺ら友達100人とかマジで出来ちゃう系じゃね!?」
〜回想終了〜
キクリ「それでね、私達4人でよく遊んだりするようになってね…。気付いたら涼子とクグラとは10年目の付き合いになるわ。」
ヤタカ「なるほどね…。一人だったキクリに話しかけてくれたのはとても素晴らしいとは思うが………にしても涼子とクグラはあまり成長してないようだね。」
キクリ「うん…そうね…。小さい時のまま止まってる感はあるわね…。」
クグラ「ヤタカ、おっはよー!!」
ヤタカ「んがー!!」
クグラはヤタカにいきなりカンチョーをした。
ヤタカ「朝から下らないことはやめたまえ!君は全然成長してないようだな!」
「キクリ!おはようかん!」
キクリ「おはよう涼子。」
「今日も乳繰り合いながら登校ね!そろそろCまでやっちゃいそう?」
キクリ「…涼子、朝からセクハラはやめてね?」
まぁそんなこんなでキクリと涼子の付き合いはまだまだ続きそうである。