第80章 母の日
母の日が近いので涼子とクグラは母達にプレゼントをする事にした。
涼子の母は海外赴任中なので宅配便で日本のお菓子を送ったのである。そしてクグラ母には何を送るか二人は悩んでいた。
「クグラのお母さんって何が好きだっけ??」
クグラ「ん〜…ガッ◯1号と2号だろ?あとは…チャン・グ◯ソクと…あっ!そういえば昔から趣味でよくジョギングしてるよな!」
「あぁ!そういえばそうね!…よし!じゃぁ、ジョギングに使えそうな物をプレゼントしましょう!」
クグラ「スニーカーとか??」
「それだと試着してもらわないとダメじゃん?………Tシャツなんかどう?ジョギングの時も普段使いもできるわよ?」
クグラ「いいなそれ!つーか、それならチャン・グ◯ソクとダブルガッ◯の写真使ってオリジナルTシャツ作ってくれる店で頼もうぜ!」
「いいわね!世界で一つだけのプレゼントよ〜!!」
そして母の日当日に二人は特製Tシャツをプレゼントした。
「お母さん!これ母の日のプレゼント!」
クグラ「涼子と二人からだからな!」
母「えぇっ!?二人で買ってくれたの??去年までは肩こりとは無縁が故に使うことの無い肩叩き券だったのに!?」
去年までは母の日に1円もお金をかけることはなかったのだ。プレゼントとは気持ちが大事とは言うが正直気持ちもないようなプレゼントだったのである。
「…まぁ、私らもバイトするようになったしね?」
クグラ「そうそう!それに母ちゃんにはなんやかんやで感謝はしてるし?」
母「ありがとう…。あんたらがまともな事してくれるなんて…母さん、生きてて良かったよ。」
「そんな大袈裟な。」
クグラ「つーか、プレゼント開けてくれよ!」
母「えぇ。………ん??何じゃこりゃー!?」
クグラ「どうだ?母ちゃんが大好きなチャン・グ◯ソクとダブルガッ◯だぜ!!嬉しいだろ??」
母「…お前らは私に喧嘩売ってんかい!」
「え?………あっ!クグラ!なんでこんなロゴを!?」
Tシャツには写真の他に『チャン・グ◯ソク&ガッ◯1号2号!』というロゴが入っていた。
クグラ「ん?なんかロゴも入れるかって聞かれたから見たまんまのロゴを……ぐあっ!!」
母「私の可愛い孫達をガッ◯扱いすんじゃなーい!!」
こうして母を怒らせて今年の母の日は終わったのであった。
「クグラめ…余計なことして!」
終
