第79章 謎のチョコボール?
ある日の休日、三バカはクグラの部屋でダラダラしていた。
「今日はヨルナミ来ないの??」
クグラ「あぁ、なんか母ちゃんとピアノのコンサート行くとか…」
カンナギ「うわっ!そんな眠くなるようなとこよく行く気になるよな。」
「まぁ、私らには無縁な場所よねぇ。」
クグラ「映画だって興味あるやつじゃないと眠くなんのにさ〜。」
カンナギ「だよなぁ……ん?なんか落ちてるぞ?」
クグラ「あ?…なんだこれ??」
床に茶色くて小さい丸い物が3粒ほど落ちていた。
「……もしかしてチョコボール??」
クグラ「チョコボールなんて食った覚えねぇけど??」
カンナギ「じゃぁなんでこんな所に落ちてんだよ?」
クグラ「知らねぇよ。…つーか、チョコボールにしては不揃いじゃねぇか?」
「確かに…それにちょっとゴツゴツしてるわよね?」
カンナギ「まさか…ゴキブリの卵か!?」
「うわっ!!あんたちゃんと掃除しないから!!汚いわねぇ!!」
クグラ「いや!これはゴキブリの卵じゃねぇよ。」
カンナギ「なんでそう言い切れるんだ?」
クグラ「だって前に見たことあるし!小豆みたいな感じなんだぜ?」
「ぎゃっ!!最悪!この部屋ゴキブリ出たの!?汚い!!」
カンナギ「お前なぁ……掃除しねぇなら部屋で飲み食いするなよな!!」
クグラ「去年の夏の話だから今は大丈夫だって!」
「…夏はこの部屋に入らないようにしましょう。」