第74章 タエマの恋
そして図書館に現れる美女を探してみる。
タエマ「あっ!居た!!」
クニクル「わぁ…綺麗な人だね!」
ワカ「……………(ん?あの人…なんか見たことあるような…。)」
三人でコソコソと美女を見ているとその美女の所に何故か三バカがやって来た。
クニクル「あれ?涼子先輩達じゃない??」
タエマ「本当だ!なんで三バカ先輩が図書館なんかに??無縁な場所な気がするけど…。」
ワカ「………一応2年生だから受験の事とか考えて勉強に来たんじゃないか?(あぁ…やっぱりあの人ヨルナミ先輩だ。…どうしよう。タエマに今言った方がいい?でも美女と信じ込んでるし…なんか言いにくい。)」
その美女とはヨルナミだったのである。いつもと違って髪を下ろし学ランではなく中性的な服を着ている上に元々が女顔なので女性に見えたのだ。ちなみに三バカは三人でゲーセンに行く途中、ガラス越しにヨルナミを見かけたので誘う為に図書館の中まで入ってきただけで別に図書館自体には用はないのである。
クニクル「タエマ…どうする?」
タエマ「………よし!ウダウダしててもしゃーねぇ!行ってくる!」
そう言うとタエマはラブレターを持って美女に見えるヨルナミと三バカの所へ向かった。
タエマ「あの!!」
ヨルナミ「え?」
「あれ?エジプトだかインドからの留学生に見えちゃったタエマじゃん!」
タエマ「留学生じゃないですから!」
クグラ「涼子?こいつ知り合いか??」
「革や門脇や私の乳枕ミヤビちゃんと同じクラスのタエマよ!」
カンナギ「乳枕までわざわざ言わねぇでいいだろうが。で?お前ヨルナミに何の用だ?」
カンナギは何気なくヨルナミの左肩に右手を乗せながら言う。