第71章 ナサケとの出会い
「ふぅ…悪は滅びたわ!」
ナサケ「あっ…あの、ありがとうございました!」
「いいのよ!可愛い女の子を助けるのは正義の味方として当然のことよ!」
ナサケ「いや…僕は男なのですが…。男の制服着てますし…。」
この時も僕は女の子と間違われました。
「ありゃま!これは失敬!!」
そう言いながらアン◯ンマンのお面を外した涼子先輩の顔を見て僕はときめいてしまいました。
ナサケ「(わ〜…素顔は可愛い人なんだなぁ。)」
するとそこに片足だけ靴を履いたクグラ先輩が走ってやって来ました。
クグラ「おい!涼子!それ返せよ!」
「あら、クグラ!やっと来たのね!はいはい返してやるわよ。」
涼子先輩はクグラ先輩に靴を投げて返し、その時モワッと変な臭いがしたのを僕は今でもよく覚えてます。
クグラ「投げんなよ!……ん?この子は??」
「そこのMr.モロコシマンに絡まれてたから助けたのよ。」
クグラ「へぇ…うわっ!トウモロコシみたいな男が失神してる!?」
お二人にはこの不良がトウモロコシに見えるみたいです。似た者同士なんだなぁと思いました。
「アン◯ンマンに変身して『必殺!クグラの約三年間毎日履き続けた上に洗った事ない靴の臭い攻撃!!』で倒したのよ!」
クグラ「俺の靴を不良退治に使うなっての!ったく!」
そう言いながらクグラ先輩は臭い靴を普通に履いてました。卒業までそのまま履き続けるんだろうな…。