第70章 乳枕
キクリ「ちょっと!涼子!さっきから人の胸の事好き勝手言って!」
とてもお怒りである。
「あっ……あは?」
キクリ「わざわざ1年生の教室まで来てバカやってんじゃないわよ!!さぁ、帰るわよ!帰ったら…たっぷりお仕置きしてあげるわ。」
「なっ…キクリ!ごめんって!門脇がテメェの教室で乳枕してもらえなんて言うから!」
キクリ「門脇君のせいにしないの!」
「だー!!キクリさん許してー!!」
そして大騒ぎしながらキクリに引き摺られ涼子は教室に戻ったのである。
ワカ「はぁ…凄く喧しかったな。」
タエマ「あれが噂の三バカリーダーの涼子先輩か…つーか、さっきのキクリ先輩って超可愛い!!」
クニクル「ダメだよ、タエマ。キクリ先輩はヤタカ先輩っていう彼氏がいるんだから。それにしても…涼子先輩って面白くて可愛いな。」
ワカ「……クニクル?君、正気かい?」
クニクル「なんで??」
タエマ「だって…スゲーバカじゃん!」
クニクル「そうかなぁ?面白いと思うけど。」
恋の魔法…というか呪いが解ける日は来るのだろうか。
そして2年の教室では…
「キクリ様お許しください!」
人目を気にせず涼子は土下座をしてキクリに謝っていた。
キクリ「なんでわざわざ、私の胸の事ネタにするのよ!」
「だって門脇がテメェの教室で乳枕してもらえなんて言うから!乳枕し合えるくらい仲良い女友達はキクリくらいだし!でも胸小さ…あだっ!!」
キクリにデコピンされた。
キクリ「だから!小さい小さい言わないでってば!!」
それからしばらくの間キクリに冷たくされ、1ヶ月間毎日購買でデザートを奢るということでなんとか許してもらえたのである。