第67章 新入生
革「あっ!先輩達、お久しぶりです!」
ヨルナミ「おや?そちらの方は初めて見る顔ですね?」
クニクル「あっ…オラ、クニクルといいます。田舎から越して来ました。よろしくお願いします。」
「私がさっき教室に案内してあげた子よ!」
キクリ「あの時の…。私はキクリ、よろしくね?(あのグッズ見られる前でよかった。)」
ヨルナミ「私はヨルナミと申します。」
ヤタカ「僕はヤタカ。一応言っておくとキクリと僕は付き合ってるから、キクリを好きになるのはダメだからね?」
キクリ「ヤタカったら…そんな事言ったら恥ずかしいわよ!」
クニクル「お二人は恋人同士なんですね!いいなぁ…。(……涼子先輩は恋人居るのかな?)」
ヨルナミ「ところでまた門脇を一年生になったらネタでからかってるのですか?」
カンナギ「流石に高校では歌おうと思わなかったみたいだがな。」
ヤタカ「はぁ…またしょーもないことで門脇をおちょくったりして…本当に君達は暇だね。」
ヨルナミ「それに…一年生になったら伝説は涼子さんとクグラから始まったことでしょ?」
ヤタカ「まだカンナギを含めた三バカになる前に阿保コンビだかバカコンビと呼ばれて時にね。」
クグラ「おい!お前ら!余計な事言うなよ!!」
革「え!?そうだったんですか!?あの伝説は門脇が最初なんじゃ…」
門脇「伝説言うな!!」
キクリ「あれは涼子とクグラが作った伝説なのよ。二人で入学式でプログラムに一年生になったらがないって大騒ぎして…あれから二人は有名人に…。」
ヤタカ「更にカンナギも負けないくらいバカだったので、のちに三バカを結成したんだよね。」
カンナギ「おいコラ!バカ言うな!」
ヤタカ「本当の事だろうが!」
門脇「……あー!こんなバカに騙されるなんてー!中一の俺が許せない!」
「はっ!騙されるんだから勉強は出来たってあんたも充分バカよ!昔あの時…」
門脇「だー!それは言うな!…お願いします!言わないでください!!」
門脇は珍しく敬語を使って涼子に頼んだ。
革「(門脇…涼子先輩達に何か弱み握られてるのかな…。)」
クニクル「(涼子先輩…楽しそうにしてる顔が可愛い…。)」
魔法にかかったままのクニクルには門脇をおちょくる悪女のような顔が楽しそうに微笑んでるように見えるのであった。彼の魔法が解ける日は来るのであろうか。
