第57章 ヨルナミとデート?
涼子はいつもとちょっと違う気がするヨルナミのことを考えながら百面相をしていた。
ヨルナミ「…涼子さん?なんか顔が変ですよ??」
「美少女に変とは失敬な!(…ふっ、これで『は?美少女とは誰です?』という台詞が出るはず!)」
ヨルナミ「これは失礼。でも変な顔してもなかなか愛らしいと思いますよ?」
「えっ…あっ…どうも。(なんだー!?やっぱりいつもと違う!)てか、早く食べて買い物しようよ!」
涼子はなんか恥ずかしくなりさっさと焼きそばを食べた。
そして食事を終え買い物をする。
「ところで何が欲しいの??」
ヨルナミ「来月、お母様の誕生日なのでプレゼントを買いたいと思いまして。涼子さんに見立ててもらえればと。」
「私なんかでいいの??センスならキクリのがいいと思うけど?」
ヨルナミ「涼子さんにお願いしたいんです。」
「ん?そぉ??じゃぁ…どういう系の物をプレゼントしたい??」
ヨルナミ「そうですね…せっかくなら普段使いできる物がいいかと。」
「ん〜…定番になっちゃうけどハンカチとか食器系とか見てみるか!」
二人は先ずは食器コーナーを見に行った。
「キャハハ!ヨルナミ!コレ見てよ!」
ヨルナミ「なんですか??」
「このマグカップ、ビールのスーパード◯イのデザイン真似てスーパーエロイだってさ〜!ウケる〜!!」
ヨルナミ「ぷっ!…涼子さん、流石にそれはお母様には…」
「分かってるって!…てか、原材料のとこに『粘土、他エロエロ』だって〜!!キャハハハハ!!」
ヨルナミ「涼子さん、笑い過ぎです。真面目に選んでくださいよ…。」
「ごめんごめん。あっ!これはどう??」
涼子が真面目に手に取ったのは綺麗な桜柄のグラスだった。
「4月の花って桜ってイメージだし!いいと思うんだけど!」
ヨルナミ「いいですね。お母様の雰囲気にぴったりです。これに決めます!」
そしてヨルナミはプレゼントのグラスを無事に購入した。
それからせっかく来たのでモール内をフラついて欲しい物を見つけたらちょっと買ったりとショッピングを楽しんだ。
「全部見たし…そろそろ帰ろうか?クグラも帰る頃だろうし!」
ヨルナミ「そうですね…でも、涼子さん?ちょっと話したい事があります。」