第7章 カンナギとアカチ
そして2ケツでカラオケ店へ向かう。
「あっ!クグラ!ちょっとそこのコンビニ寄って?お茶買いたい!」
クグラ「へいへい!」
二人はいつもは寄ることのないコンビニへ寄った。
?「いらっしゃいませ……げっ!?」
「ん?……えー!?カンナギ!?」
クグラ「お前なんでここに!?」
カンナギ「お前らこそ!?普段の行動範囲外なのになぜ!?」
「割引券あるからいつもと違うカラオケ行こうってなって…その前にお茶買いたいからたまたま寄って…。」
クグラ「お前…まさかバイト??」
カンナギ「まさかも何もこの格好見りゃバイトだって分かるだろうが。」
カンナギはコンビニ店員の制服を着ていた。
「…ちゃんと制服着てるカンナギって超レアだわ。てか、援交じゃなかったのね。」
普段学校では制服のボタンをちゃんと締めずに校則違反が当たり前な格好をしているのでかなり珍しい姿なのである。
カンナギ「まぁ、学校じゃねぇからな。なんで援交?」
クグラ「コソコソしてたからなんかヤラシイことでもやってるんじゃないかと思ってな。」
カンナギ「んなことするか!!お前らに知られたら冷やかしに来そうだから黙ってたんだ!」
「あらよく分かってるわね。」
クグラ「そういやなんでバイトしてんだ?」
カンナギ「この前カンペナプキンのせいで0点取ったろ?それが親父にバレて小遣い当分貰えなくなって…しゃーねぇからバイトすることにしたんだよ。」
「なんて気の毒な…。」
カンナギ「半分くらいお前のせいなんだからな?お前がカンペナプキンなんていうバカなことを俺に教えなきゃこんなことには…。」
「いや、私の影響受ける地点であんたもバカなんだから自分が悪いのよ。」
?「おい、カンナギ!仕事中だぞ?」
カンナギ「あっ、アカチ…。」
アカチ「今この瞬間も給料が発生しているんだ。遊んでないで仕事しろ。」
カンナギ「悪りぃ…。」
「ん?アカチって…あー!?」
アカチ「あ…バカ女。」
「誰がバカだとー!!?」
アカチ「お前だ、三神涼子!」
クグラ「あ?コイツ知り合いか?」
「何言ってるのよ!小学校の時居たじゃん!」
クグラ「ん??」
アカチ「クグラも相変わらずアホのようだな。」