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【FF10】緋色のそばに

第4章 ルカ


「限界まで魔法を使ってどうする。

そんなんでユウナを守れるのか?」


「あ、あんた久しぶりに再会して最初にいうことがそれ???」



すぐ説教してくるところ、昔から一つも変わっちゃいない。

でもそれと同時に本物なのだと確信する。
___ずっと、ずっと、会いたかった。あなたに。




「本当の事だろう」


「まあそれは、そうだけど…」



すると後ろからワッカとティーダがやってきた。



「アーロンさん!」「アーロン!」


ワッカはともかく、ティーダもやはり彼のことを知っているようだった。

その2人の後ろから魔物が襲ってきていることに気づいた私はとっさに


「ファイラ!!!」



自分の限界を超え魔法を使ってしまう。
魔物はそのまま幻光虫となる。おかげで2人は無事だ。

しかし無理に魔法をつかってしまったせいか、視界がぐらつく。もう意識を保てなさそうになかった。



「サーシャ!!!」



意識を失う直前にそう叫ぶアーロンの声を聞いて、そのまま私はその場に崩れおちた。



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