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生理系男子の憂鬱。

第2章 本当に生理…?



「…久しぶりだな、圭」

目の前にいる恋人の姿は本物なのか、まだ寝ぼけているのかと現実と夢の区別をはかっている俺を見下ろしながら、玲人は意地悪く口の端を吊り上げる。

「………」

「……ん?」

ずっと会いたいと思っていた恋人の姿に暫し言葉を失っている俺の額に、さらりと前髪が滑り落ちるくらいの距離にいる玲人。

距離が一段と近くなったと認識するより先に、玲人の唇が俺の唇に重なった。

「〜〜っ!!」

直に伝わってきた玲人の唇の感触、体温に現実だと理解した俺の体温がぼっと上昇する。

「目、冷めたみたいだな」

そんな俺を見つめる玲人は楽しそうにそう口を開いた。


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