第1章 出会い
初めてバレーボールを見たとき、目を奪われた。
相手コートからのサーブ。
レシーブして、トスが上がる。
そしてアタック。
3タッチ以内にボールを返す。
落とさないように2チームが必死にボールを繋いでいく。
長く続くラリーに魅せられた。
そして高く飛ぶスパイカーに目を輝かせた。
初めて打ったスパイクに心が震えた。
たのしい。気持ちいい。もっと飛びたい。もっとボールに触りたい。
様々な感情が溢れ出した。
小学3年生の時に入団したリトルチームでバレーボールにより深くハマった。
そして、中学最後の県大会、予選敗退。
バレーボールを辞めた。