第2章 2
そのころむつきは
『(ふぅ、蓮にぃ何で
ちゃんと起きないかな…。)』
「むつきちゃーん!
おはよう!」
『千鶴、おはよ!』
この千鶴こと
雪村千鶴は私の中学校
からの友達である。
『あっ!平助もおはよ!』
「俺はついでかよ!」
この平助こと
藤堂平助は千鶴と
幼馴染である
『ゴメンね。
千鶴しか見えてなかった(笑)』
「おまッ!それひどくね!」
『だからゴメンって!
おわびにお昼私のおかず
一つあげるからさ。』
「マジで!よっしゃー!
むつきの弁当マジでうまいんだよな!」
「平助くんって単純…。」
『千鶴それ言ったら
かわいそうだから』
はしゃぐ平助を横に
小声で話すむつきと千鶴であった。
「あ、早く教室行こう!」
『そうだね!』
ちなみにこの3人は同じクラスである。