第7章 7
土「…この煮物うまいな」
蓮「だろ!むつきの料理はサイコーだぞ!」
左「なんで蓮がえらそうにしてんだよ…
てか俺も少しくれよ…うまっ!」
『おいしく出来てよかったです!
あ、お茶入れてきますね。』
そういいむつきがキッチンに行くと
どこからか音楽が聞こえてきた。
♪~~~
蓮「この音楽むつきのか。
むつきー、携帯なってるぞー」
『はぁーい!』
むつきの携帯は土方の目の前に置いてあり
土方は不意に液晶にうつされた名前を見てしまった。
ー琉ー
画面にはそううつし出されていた。
キッチンから戻ってきたむつきは電話にでて
楽しそうに会話をしている。
そんな中土方は
土「(・・・琉って誰だ?)」
と眉間にしわを寄せ考えていた。
左「土方さん、なに仏頂面してんだ?」
その左之の言葉で土方は
土「(八ッ!何で俺があいつのこと考えてんだよ。)
いや、何でもねぇよ。」
土方がそう答えると蓮がニヤニヤしながら
蓮「そんなに気になるか?
むつきの電話の相手」
と聞いてきた。
土「べ、別に気になんねぇよ!」
蓮「そうかぁ?俺には知りたくて
しょうがないって顔に見えるぞ
なぁ左之?」
左之「あぁ、そうだな!」
土「そ!そんな顔するか!」
蓮「はいはい!教えてやるからそんな怒るなって」
土「てめぇが怒らせるんだろ「幼馴染。」は?」
蓮「むつきの電話の相手。むつきの幼馴染だよ」
左「へぇ幼馴染ねぇ・・・」
土「…」
蓮「(絶対トシのやつむつきのこと好きだろ。)」