第7章 7
~スーパー~
『なにつくろうかなぁ?
土方先輩は晩ご飯まだ食べられてないですよね?』
「あ?あぁ」
『なにが食べたいですか?
助けてもらったお礼にご馳走します!』
「俺は別にいらねぇよ。」
『ダメです!ちゃんと食べないと!
どうせ私も食べないといけないので
先輩!何が食べたいですか?』
「べ、別に何でもかまわねぇ」
『何でもいいが一番大変なんですよね…
わかりました!じゃあ適当に作ります!』
「あぁ。」
『じゃあお金払ってきますね!
ちょっと待っていてください。』
俺はむつきにそう言われ待っていた。
・・・・・。
『お待たせしました!』
と両手いっぱいに袋を持って俺の前にやってきた。
『じゃあ帰りましょうか。』
「おい、それかせ。」
『え?だいじょうぶですよ。』
「いいからかせ。」
そう言って先輩は私が持っていた袋を二つとも持ってくれた。
『先輩!悪いです!私も持ちます!』
「いいからさっさと帰るぞ!」
と言いさりげなく道路側を歩き出した。
私は先輩のさりげない優しさに
『ありがとうございます//』
少しときめいてしまった。
ダメだ。ダメだ。
私はこんな気持ち持ってはいけない・・・
もう二度と失いたくない・・・