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記憶ノ欠片

第1章 1


寂しい…。

とても寂しい…。



だけど、それは言っては
いけないこと
私をここまで育ててくれた
人たちに悪いから…

だから私は私の気持ちを隠す…。

そして、笑顔を振りまく


偽りのこの笑顔が
いつか本音で
笑える日は来るのか…。







蓮にぃは大学生
私は高校生になっていた








「ねぇ むつきちゃん…。
本当に私たちと一緒に行かないの?」

「そうだぞ むつき
お父さんは心配だ!」

『もうお母さんもお父さんも
私は蓮にぃと日本に残るって
決めたんだよ。』

「もう むつきもこう
言ってんだし、諦めろよな…。
(なにげ俺の存在無視されてるし…)」

お父さんのアメリカ転勤に
お母さんはついて行くことになり
私と蓮にぃは日本に残ることになった。

本当は家を出て一人暮らし
しようと思ってた
けれどまだ危ないって
反対された。
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