• テキストサイズ

記憶ノ欠片

第3章 3



それから私は平助君と千鶴
そして、沖田先輩と斉藤先輩
とお昼ご飯を
食べるようになっていた。


今日もお昼を一緒に食べていると



千鶴が
「ねぇねぇむつきちゃん?
むつきちゃんって頭いいよね!
私に勉強教えてくれないかな?」


『私?』


「あっ俺も俺も!」


『私、頭良くないよ!』



「あれ?むつきちゃんって
入学式のとき入学生代表で
前に出てたよね?」



入学式の入学生代表ということ
は入試トップの人がなるものだ
そのことを千鶴と平助は知っていた。
そしてもうすぐ中間試験が始まる。


入学式のことを知っている
2人にはもう断る事ができない
と思ったむつきは


『私でよければいいよ。
けど図書館じゃあまり
声出せれないから私の家でいい?』


「むつきがいいなら
俺はどこでもいいぜ!」


「私も!」


「じゃあ、僕も行こうかな♪」


そしてその話を聞いていた
沖田先輩までもが私の家に
来ると言い出した。



『沖田先輩は頭いいじゃないですか!
斉藤先輩が学年トップで
2位が沖田先輩ですよね?』



「うーーん、そうだけど…
なんとなくむつきちゃんの家に
行ってみたいんだよね♪
あっ!一君も行くでしょ?」



「何故、俺が行く必要がある?」



『斉藤先輩も来て下さい!
そして、沖田先輩の暴走を
止めてください!』


小声で斉藤先輩にだけ聞こえるように
むつきは言った。



「はぁ。しょうがない
俺もお邪魔するとしよう。」



「じゃあ、学校終わったら
校門に集合ね!」



沖田先輩はそう言い残し
校舎の中に入っていった。


/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp