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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第6章 もしも命が描けたら




陣平くんの声はいつも自信たっぷりで、わたしはそんな声で陣平くんが笑うのが好きだった。

陣平くんの匂いは、苦いタバコの香りで、わたしは一緒にいた時に自分にタバコの匂いがうつるのが好きだった。

陣平くんの手のひらは温かくて、彼がわたしの頬に手を添えてくれるのが好きだった。

陣平くんの腕の中は力強くて、あの腕に抱かれたあの夜は、何度も何度も永遠を願った。

そして、いつか彼の隣にいられる未来をいつも夢見て描いてた。


そんな陣平くんが、この世から消えた。

跡形もなく、消えた。



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