第49章 カウントダウン ☆
陣平くんとどうしても直接繋がりたくてずるい手を使った。
陣平くんが誠実なことぐらい、わたしが1番よく知ってる。
今だって、わたしのナカに生で挿入したことへの後悔が、うっすら表情に出てるもん。
やめなきゃいけないのに、やめられねえ。
そんな悔しそうな顔で感じながらわたしの目を見つめてくる陣平くん。
愛しくて、たまらない。
すると、陣平くんは身体を起こして今度はわたしを下に押し倒した。
「えっ!?」
「どうせもう挿れちまったんだ。
俺が動く…」
はあはあと荒い息を吐きながらそう言うと、腰を思いきり打ちつけてくる。
ズッ…ずぷっ…
「あっ…じんぺっ…ん…ァッ」
「ミコト…舌貸して…」
「っんぁ…ッ」
口を開けて舌を出すと、陣平くんの舌が絡みついてくる。
ピストンを繰り返しながら何度も濃厚なキスを重ね、息も上手くできないわたしたち。
あぁ、このまま陣平くんと2人で違う世界に行きたい。
誰にも邪魔されない、2人だけの世界に。
一生、ずっとこうしてたい…
そう思うのに、身体は限界を知ってる。
まだイキたくないのに、陣平くんの性器がわたしの最奥を突くたびに頭が飛びそうになる。
「あっ…や…やだっ…」
「やだ?」
「いかせないで…」
まだ終わりたくない…
そんな願いも虚しく、陣平くんがわたしの陰核を撫でながら奥を突き上げた瞬間、頭が真っ白になった。
「ひっ…ク…」
ガクガクと身体が震えたとき、同時に陣平くんの身体がわたしの上に落ちてくる。
耳元で陣平くんの荒い息が聞こえ、繋がったところがドクドクと脈打ってる。
ナカに彼の体から出たものが流し込まれるのが、たまらなく嬉しかった。
「陣平くん…」
「っ…ん…?」
「愛してるよ…」
無意識にその言葉と、涙が溢れた。