第49章 カウントダウン ☆
けれど、手に取ったそれをミコトが取り上げる。
「だめ。つけちゃだめ…このままして」
「…けど、お前確か生理終わってからしばらく経つだろ?」
「そうだけど…いいの。このまましてほしい」
「ダメだって、結婚前に妊娠させちゃ…」
そう言って首を縦に振らない俺に痺れを切らしたのか、ミコトは俺をベッドに押し倒し、俺の上に乗った。
「っ!?お、おい」
「ほんとにだめ?このまま挿れちゃ」
馬乗りになり、勃ちあがった男根に自分の入り口を引っ付け、腰を下ろすと繋がるギリギリで寸止めしながら俺に判断を委ねてくるミコト。
「ずるいって…お前…」
「ダメ?」
「っ…」
先っぽを入り口に触れさせたとき、ぬちゅ…といやらしい音が響き、俺の頼りない理性の糸は切れた。
ズズッ…
「っあッ…」
気付けば腰を突き上げ、ミコトのナカに俺自ら猛った欲望を突き立てていた。