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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第49章 カウントダウン ☆




陣平くんは暗闇の中、そんな風に怯えるわたしの手を握り、陣平くんの頬に寄せた。

手のひらに、彼の体温が伝わりすぐ前から声がする。


「ほら。いるから、ちゃんと」


暗闇にだんだん目が慣れていき、ゆっくりと陣平くんの顔が目の前に浮かび上がった。

こんなに近くにいたのに。


「ほら、見えただろ?」

「見えるだけじゃイヤ…触れてたい」

「わがままなお姫様だねぇ、まったく…」


陣平くんは呆れたように笑うと、ゆっくりとわたしにキスをした。


「っ…ん…」


触れるだけのキスをされただけで、わたしの口から吐息が漏れる。

一度だけじゃ足りない。
そんな想いが溢れて、珍しくわたしから陣平くんに抱きつくようにしてまた唇を重ねる。


「っん…ッ……ん…」


何度も唇を交わし、頬にもキスをして、また唇へ

そして、舌を捩じ込んで彼の舌に絡める。


「っん…ぁッ…は…」

「っ…ミコト…」

「したい…」


わたしの全部、陣平くんで染めて…



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