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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第49章 カウントダウン ☆




お風呂から出て、髪を乾かすともう寝る時間。

あっという間に陣平くんと過ごす時間が過ぎていく。

変だね。
陣平くんが亡くなってからは1日が1時間が1分が、とてつもなく長く感じたのに。


「ミコト。そろそろ寝るぜ?
明日から俺、忙しいから」

「…寝ないで起きてたい」


またそんな、訳のわからないわがままを言うわたし。
そんなわたしを捕獲した陣平くんは、ひょいと抱き上げながらため息を吐いた。


「おら、我儘言ってねえで、ベッド行くぞ」

「わ!ちょっと!下ろしてよお!」


バタバタと抵抗してみるものの、あっけなくわたしの身体はベッドまで運ばれた。

陣平くんの同じベッドで眠る。
こんなに幸せなことなのに、今日は眠りたくない。

そんなこと考えているとはつゆ知らずの陣平くんは、容赦なく部屋の電気を消した。


「はい、オヤスミー」

「やだ!!消さないで!!」

「っ!びっくりした…どうしたんだよ?」


真っ暗になった瞬間、わたしの視界から陣平くんが消えて、わたしは思わず大きな声を出した。


「陣平くんが見えないのが嫌!電気つけて!」

「あのなぁ、電気ついてちゃ寝れねえだろ?」

「寝ないもん…今日は朝まで起きてる」


やばい…泣きそうだ…
こんなわがまま、意味わからないよね?

だけど、陣平くん。
本当に明後日、明々後日は来るの?

明日の朝、あなたを見送るのが最後にならない?
今日こうして一緒にベッドで眠るのが最後にならない?

不安で怖くてたまらない。


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